クルーズ船の乗客について陰性とされた者は下船させ、近隣の駅まではバスで送迎し、その後は各自で自宅に帰っている。一方で、アメリカ人乗客はチャーター機で帰国後14日間は隔離される。
この辺りの日米の対応を見ると、日本人の危機意識の低さが表れている。特に、クルーズ船の内部で活動していた厚生労働省の職員で、熱などの症状がない無いもの者は検査を受けずに、その後は通常勤務をしていたというから厚生労働省職員の危機意識は甚だ乏しいと言わざるを得ない。
日本人の悪い癖は、危機に遭遇した時に対応する能力が全く欠如していることだ。阪神淡路大震災、東日本大震災といった災害時でも右往左往していたが、今回の武漢熱も対応次第では、ここまで大きな被害や状況になっていなかった。
厚生労働省は第一次安倍政権の際に、消えた年金問題で足を引っ張り、安倍退陣の契機となったともいわれている。今回の、一連の対応を見る限り、わざと失敗をして安倍下しの片棒を担いでいるのではないかと穿った見方をしてしまいます。
危機の際にこそ、本当の能力がわかるといいます。平時は昼行燈でもよい、しかし、危機にこそリーダーシップを発揮するそんな能力を身につけたいものです。正化学園高等部で危機の時にこそ発揮できる能力(ライフスキル)を卒業までに身につけましょう。