東京アラートとは何だったのか

▼東京アラートは感染拡大の兆候があった場合、都民や事業者に注意喚起するのが狙いで、東京都が6月2から11日まで宣言し、感染が拡大傾向にあるとして、都庁やレインボーブリッジを赤くライトアップした。

アラート解除前の5月29~6月11日の2週間に252人の感染者がいたが突然、11日に東京アラートの解除を表明。

翌12日に都知事選挙への出馬表明をしており、東京アラート宣言のままだと選挙に影響するため、無理矢理に宣言を解除したかの印象を受ける。

東京アラートの発令は、以下の3要件を目安としていた。

(1)直近7日間平均の新規感染者数が20人以上
(2)週単位の感染者増加比が1倍以上
(3)同期間の感染経路不明率が50%以上

ところが、東京アラート宣言解除後の方が数値は悪化しており、なぜ急に11日に解除し、感染者数の拡大が続いている現在再宣言をしないのか?

選挙目当てのために解除し、選挙期間中に再宣言すると不利になるから宣言していないのではないかと勘繰りたくなる。

このまま、都知事選挙が終わったら、その翌日にはまた宣言するのではないか?

このように、感染予防の観点とは関係なく自分の権力欲・名誉欲のために行動するような方を信頼できるのか?選挙民は冷静に判断をする必要があるだろう。